「あとがき」と書いて「いいわけ」と読む。
ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
無理やり終わらせた感も多々ありますが、これ以上はグダグダになる一方でしたので終わらせてしまいました(苦笑)
色々不完全燃焼というか不満な所がないとは申しませんが、とりあえずENDマークを付けられたことでよしとしようかと思います。
以下、本編の解説となっております。色々補足しないとわからない物語で重ね重ね申し訳ありません。
元々「お互いを殺すことだけを考えている赤毛」を書きたくて始めたオハナシでした。最初はゲーム本編通りで、出会う度に一触即発。前触れなしで即戦闘。どうにか止めさせようとする周囲には「邪魔すんじゃねぇ!」と同時に譜術ぶっ放すような二人、という予定だったのですが、見事に予定は未定。
ルークがアッシュに攫われてばっかりで、PTメンバーと絡まなかったのが敗因ですが、赤毛が一緒にいないシーンを書くのが面倒で、ショートカットのためにルークには攫われてもらいました(笑)
それでも当初の予定よりはだいぶ伸びました。
予定では融合して落として終わりだったのですが、大爆発(ビッグバン)の解釈が独自のものになってしまったので、そのへん説明しているうちにダラダラと・・・・・・(汗)あと預言の扱いも色々特殊になっていたので、そちらはちょっと解り辛いなぁ~と思いましたが、解り辛いまま終わっています。
ってことで、書ききれなかった裏設定です(おいっ)。
「預言=人間の思いを言葉にしたモノ」ってことで。
預言士が詠む預言はその人の潜在意識にある望みなので、当然望み通りに行動しそれが実現すれば人は幸せ。預言に従いたくなるのは当然。しかも己の幸せの影で泣いている人がいるかもしれないなんてことは考えません。すべての人間が自分の望みだけを優先させた結果、世界は滅びに向かいました。
ちなみにユリアの預言はユリアが望んだ幸せな未来の形でした。しかしユリアは途中で気付きます。幸せを望んだ結果、世界が滅ぶということに。しかし一度詠んでしまった預言は譜石という形で存在しているのでなかったことにはできません。ユリアとは違う未来を夢見る人間がいればよかったのですが、ユリアの見た夢は途中までなら誰もが望む幸せの形をしていたので別の未来を夢見る人がいませんでした。そこでユリアは滅亡を詠んだ第七譜石を残しました。人類滅亡の可能性を考えながら詠めばそういう譜石も残せるということで。しかしそれを見た人々は信じませんでした。そして第七譜石を隠したのです。
ユリアが死亡した後、預言の本当の意味に気付ける人間が現れなかったため、ゲーム本編同様、預言は星の記憶という扱いになりました。
ただでさえ預言遵守ルートで救いようのない話を書いているなぁ~という自覚はあったのですが、アッシュとルークの間にずっとあった約束さえも預言に寄るもの、という救いようのないオチでした。もう、色々とスミマセン<m(__)m>
赤毛たちがベタベタしているシーンは書いていて楽しかったです。